■ATRenamer.exe
最新版:
ATRenamer_031.zip
(1,051,401 Bytes)(2012年 4月 8日公開)
2012年 4月 8日:Ver 0.3.1 公開。
2012年 3月17日:開設
かにこむ 青木康雄
■対象ユーザー
ATOMTEX社製AT1320Aをアドフューテックさんから買った人で、Windows PC をお使いのみなさん。
珈琲片手にこのWebを読みながら、PDFCreatorのインストールと合わせて、のんびりやっても小一時間かからずにセットアップできると思います。お気軽にお試しください。
■なにするツール?
ATOMTEX社製AT1320Aで放射性物質測定した結果を、アドフューテックさんアシストソフト「ATF」で解析、pdf出力したそのpdfから、測定結果を抽出し、サマリを得るソフトです。
こんなサマリが生成されます
(リンク先はCSVファイル。内容は架空のものです)。
サポートするpdfファイルは、
この形式
のもの。[測定No]、測[定日時]、[測定時間] の3項目は必須です。もし、これ以外のpdfがあった場合には、
ご連絡いただければ
お約束はできませんが鋭意対応努力いたします。
さらに、場合によっては大変便利な以下の機能があります。
解析結果pdfファイルをリネームする。
対象となるatsファイルを探してきて、pdfと同じ名前にしてpdfがあるのと同じ場所にコピーする(オリジナルatsは一切いじりません)。
現在のところ、スペクトル解析結果の「サーチドピーク」数は、12までしか対応しておりません。13以上のピークが検出された場合には、13以降のピークはサマリには反映されません。もし、そんなに多くのピークが出た結果をお持ちのかたがおられましたら、ご連絡ください。対応を検討させていただきます。
■誰が作ったの?
YCRMS横浜市民測定所
でボランティアで測定結果分析&技術サポートをしている私
(かにこむ 青木)
が、YCRMS横浜市民測定所向けに作ったものです。実際の測定現場で生まれたツールです。
なお、ATRenamerは、
hishidaさん
作の xdoc2txt を使って、pdfをtextデコードして内容を解析しています。便利なツールを公開してくださっているhishidaさんには、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます。
■ライセンス条件
営利を目的としない市民測定所のみなさんは、無料でご自由にお使いください。「使っているよ」メールをいただいたみなさんには、バグ発見やバージョンアップのご連絡をさせていただきます。しかし、ご連絡は必須ではありません。無断で使っていただいて結構です。
営利を目的とする測定所のみなさんは、
かにこむ 青木までご相談ください
。営利を目的としない測定所の運営について、なんらかのご協力をいただける場合についてのみ無料でお使いいただけるようにするつもりですが、そうでない場合には、ライセンス料をお支払いいただきます。いただきましたライセンス料は、横浜市民測定所メンバーのお茶菓子代もしくは、自主測定検体の購入費とさせていただきます。
■免責
ATRenamer.exe は現状の状態のまま、なんら保証なしで提供するものです。ATRenamer.exeを使ったことに起因するいかなる結果にも、作者並びに他のすべてのみなさんは誰も責任を取れません。ご自身のリスクでお使いください。ただし、バグレポート、ご要望ご感想ご苦情は大歓迎です。特に、バグについては可能な限り迅速に対応させていただくつもりです。ご要望については可能な限り前向きに検討させていただきます。
ご感想は励みになります。ご苦情については謙虚に勉強させていただきます。
■使い方
ダウンロードはこちら:
ATRenamer_031.zip
(1,051,401 Bytes)
Windows 上のストレージのどこか適当なところに本アーカイブを解凍します。レジストリは一切いじりません。解凍場所にアクセス権限があればどこに解凍していただいても動きます。
使わなくなったら、解凍したアーカイブ一式をゴミ箱行きにしてください。簡単です。
解凍したら、ATRenamer.exe を起動してください。このようなウインドウが表示されます。
atsファイルとのペアリング機能を使う場合には、「選択...」ボタンを押して、atsファイルの在り処を指定してください。YCRMS横浜市民測定所に納品されたAT1320AのコントローラーPCの場合、以下のパスにありました。
atsファイルの在り処: C:\ProgramData\ATOMTEX\ATMA\Archive\
あとは、このウインドウ上に、pdfファイルをマウスでつかんでdropするだけです。はじめは念のためにバックアップしたpdfファイルでお試しくださいね。pdfファイルをまとめてdropすると、まとめて処理します。フォルダのdropには対応していません。
atsファイルについては、オリジナルは一切いじりません。コピーしたatsファイルをリネームします。
pdfファイルがあるのと同じ階層に、_年月_summary.csv というファイルを生成します。この中に、pdfに入っている測定値が追記されていきます。
_年月_summary.csv は、月単位で自動で更新生成されます。
_年月_summary.csv に追記されるpdfデータの重複チェックは行っておりません。同じpdfを4回dropすると、同じデータが4項目追記されます。
■便利機能
コマンドラインから起動できます。
引数に、処理したいpdfファイルへの絶対パスを記述してください。コマンドラインからのpdfファイル処理は、1ファイルのみの対応となります。
この機能を使って、PDFCreator から自動でpdfファイルを生成し、atsとペアリングすることが可能になります。
PDFCreator の設定については、
こちらをご覧ください
。
■雑談
ATRenamer.exe でリネームしたpdf, atsファイルを所定のディレクトリにファイリングし、測定結果概要を電子メールで自動送信する「磯ッ子」(東ッ子)というツールもあるのですが、YCRMS横浜市民測定所ローカルな仕様がいくつか残存しているので、もう少し整理したら公開します。「磯ッ子」(東ッ子)がメンバー宛に自動で送ってくるメールは、
こんな感じ
です(内容は架空のものです)。
YCRMS横浜市民測定所では、AT1320Aで測定した結果をサマリー出力し、pdfとatsファイルをインターネットにアップロード、メンバーに測定結果をメールで通知するというシステムが、今日現在ほぼ自動で動いています(測定員さんが測定用PCから作業用PCにファイルをコピーしたり、「磯ッ子」(東ッ子)のボタンをぽちったりする程度)。
かにこむ 扉頁へ
|
放射線関係のいろいろ置き場 へ
|
かにこむ管理者 青木へメッセージを送る