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R-D1のraw画像ファイルと遊ぶ
2004年9月27日 青木 康雄 / master@kani.com
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R-D1を注文したその日のうちに、いちおう、だめもとでエプソンさんにR-D1のRaw画像形式を開示してくれるか、問い合わせてみた。

が、結果は、予想していた通りNG。私はいちおう、(本業で)いろんな画像システムを開発することがある関係上、エプソンさんのデベロッパプログラムのメンバーになっているのであるが、それでも非開示ってことなので、よっぽどのことがない限り開示はしてくれないみたいだ(*1)。

仕方がないから自力で解析だ。

まぁよい。なんせ相手はCCD-Rawデータだ。私は自分で言うのもおこがましいが、センサーの信号を扱うことにおいては、ちょっとだけ自信はある(*2)。真っ白な被写体を写した画像と、レンズキャップ閉めたまま最速シャッターで切った画像、赤全面を写した画像、青全面を写した画像の4枚があれば、バイナリエディタで中身をみればすぐにわかるだろう。シャープなレンズできっちり撮れば、マクベス1枚でもわかりそうなもんだが、幸い、テスト撮影だけならいくらでもできる環境なので、解析負荷を下げるべく、解析を容易にするための材料として、上記4枚の画像を用意した。

つうわけで、小一時間で解析完了。

なんでこんなことするのかって? それはあ〜た、R-D1を骨の髄までしゃぶるために、自分で現像ソフトを作るためですってばさ。

いつになるかわからんが、MacOS X 専用の、現像ソフトを作りたい。私は写真はモノクロ志向なので、とことんモノクロにこだわった現像ソフトを作りたい。もちろんカラーもサポートするよ。

お楽しみに。






    *1:メンテナンス等、大変なのはわかるが、こういう情報は、できれば公開して欲しいものだ。時代の流れはオープンアーキテクチャーじゃないのか?

    *2:たいそうなこと言っているが、こんなのCCDをいじったことのある人間なら、誰でもすぐにわかると思われる。
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