『アルファロメオ75TS 弐号機日記』
2002年9/10月分
2002年9月1日 / レジスター摘出!
昨日のエアコン用ブロアファン死亡の件、実は日頃より参考にさせていただいているなかのさんの頁で、ファン停止の件についての記述があったのを思い出し昨晩寝る前に閲覧して、本日、問題のレジスターなるものを摘出してみました。
もともと異音発生の前兆があってのファン故障なので、仮にレジスター切れであってそれを修復したとしても、あくまでも応急的な処置であり問題が解決したわけではありません。が、応急的にでもどうしてもファンを回したい。
つうのも、9/3に家族で東京ディズニーランドに行く予定があるも、あいにくロッソコルサさんにも現在代車の空きが無し。残暑厳しい今日このごろ、エアコン無しの75TSでTDL行きを決行しようものなら私はガマンできるものの、家族一同かなり激しい不満が蓄積し、今後のラテン車人生に重大な悪影響を及ぼしかねないと判断し、可能な限り応急的でもいいので善処努力をするものです。
なかのさんのwebは75オーナーには情報の宝庫です。ぜひみなさん参考に。
なかのさんの75は、レジスターはベークライト基板についているようですが(写真の色より)、私の75はなんと、ガラスエポキシ基板でした。しかしガラエポ使っているくせに結線はたんなるカシメのみだったりして、ほんとイタリア人の感覚は謎が深まるばかりです。
レジスターの位置は、アクセル付近に頭を突っ込んでのぞいてカーステの上あたりに見える板の裏側。なかのさんのwebを参考にして、目印のクリップを探すけど結構見つけにくいぞ。
このクリップが目的のものだ。この裏側にレジスターユニットがクリップでくくり付けられている。
マイナスドライバでこじってクリップを取り外す。
こんなふうに取れる。結線が結構短くて扱い難いけど、短気を起こして「がぁ〜〜〜」って外すと私のようにコイルを変形させるので注意! どの色の線がどこに繋がっていたか、忘れないように記録しておこう。
見事、コイル中心を通るハンダ線が切れている。
おうちにもって帰って修復。ハンダとハンダごて、あと、一般的な工具で治します。
変形させたコイルをもとの形に修復して完了。
で、本日サミット(スーパーマーケット)に買い物に行く前に75に付けてファンのスイッチを入れてみると・・・・
『ことことごと』・・・・という異音が聞こえ、約1秒間程度でまた停止。
やはり、ファン自体に問題があり、過負荷によるオーバーカレントでレジスターが焼き切れているようです。
ファンの様子を見るにはダッシュボードを外す必要があり、ちょっと気合いが要ります。もちろんなにもなければ躊躇せずに外してみるのですが、ちょうど今月は75の車検でショップ入りすることもあり、ファン廻りの件もロッソコルサさんに頼むことにしました。
つうわけで9/3は自然空調でTDL入りすることが決定しましたが、我が娘はサミットへの道中、汗だくになりながら『走らなくなったわけじゃないから、いいんじゃない?』というなんとも寛容なお言葉を(嬉泣)。
ぉお娘よ、君は五歳にして物事の本質を理解しているね。パパは嬉しいよ。
P.S.
9/1 24時前に私の知人から、「それにしても・・・娘さん、ほんとにああ言ったんですか?(笑)」という質問をメールで受ける。
ほんとなんだな。少なくともこの75TS日記のコーナーは全てノンフィクションの事実であります。
つうか、その知人は私の娘のすごさをわかっていないようなので、ここで少し事例を紹介しておこう。
彼女は現在、自転車補助輪外しの練習中だが、家の中では三輪車が愛車だ。
そんな彼女の三輪車乗車時の言葉:
・「あれ、ギアがはいらない」(と言ってしばらく固まってる)
・「ちょっとゆさぶるよ」(と言ってハンドルを左右に激しく振ってジグザグ走行する)
・「後ろが見にくいなぁ」(と言ってバックする。しかし三輪車だから後ろはちょ〜良く見えてる ^^))
・「オイルは平気だな」(と言って三輪車の下廻りと駐車場を点検してる)
親でも笑っちゃうのですが、日頃の私の挙動を見てマネしているんですね。結構細かいところを良く見ているものです。
2002年9月17日 / 75TS修理完了!
実は9/7にロッソコルサさんで代車を用意いただいて、入庫OKとなったので9/9(月)の午前中に入庫。以前お借りしたチェイサーくんをまたお借りしました。二度目のご対面です。なんとなくこのチェイサーくんにも、最近愛着を感じてきました。たまにはATのお気楽国産車ってのもいいかもしれません。
で、9/17(火)の夕方に、「作業完了しました〜」コールが携帯に入ったので、すぐに取りに行って来ました。
エアコンのファン自体は中古を探してもらって、なんと費用ゼロ! しっかし、75TSのファンはすごい奥深くに入っていて、交換しようと思ったらダッシュボードを分解しないといけない(これが相当大変そうだったんで、私は自分でファンの状況確認を躊躇していた)。
この大変さは当然のことながらリニアに作業工賃に反映され、付帯する他の作業や、ヒーター外したことにより抜けたクーラント代などなどと合わせてざっと85K円という結構な額になってしまいました。
75TS、恐るべしエアコンファン故障
つか、もっと交換しやすいようにレイアウト設計しろよな>イタリア人。
まぁ仕方ないな。走ること以外のことなどどうせマトモに考えてないだろうから、エアコンなんか、きっと最後に付け方考えたに違いない。
修理完了の連絡は嬉しいものの、なぜか若干、気が重い我が愛車の引取への道程でしたが、店先に佇む75TSを見た瞬間、『ぉお、治ったか。よかったよかった』と思い、いつもニコニコ現金支払い終わって、運転席に座った瞬間、『やっぱ車はこれだよ。うん。』と、実感しました。小雨だけど75TSを運転する楽しい帰り道。当然ファンもちゃんと快調に回り、元気一杯な75TSに私も元気一杯になって目出度く自宅に帰りました。
2002年10月7日 / アルファコントロール点灯
10月5日は、中央自動車道を使って、須玉で降りてサントリー白州、シャトレーゼのお菓子工場、サントリー登美の丘ワイナリーを巡ってきました。小作でほうとうも。
相変わらず調子のいい二号機。中央HWは朝5時に自宅発だったのも功を奏して結構がらがら。久しぶりに3、4速全開でのハイスピードドライビングを楽しめました。
が、なんとアルファコントロールのランプ切れ警告(ストップバルブでないヤツ)が突如点灯するようになりました。
でも、なんだか全部ランプ類光っているようなんだよなぁ。それとも、スモールバルブ光り足りない部分があるのかなぁ。左右対象に全部光っているんで、もし、スモールでどれか切れているならこれが玉切れでは無くコネクタとかの接触不良かもしれないぞ。だって、たいがいのスモールバルブって、左右対称にあるじゃない。両方同時に切れるってこと滅多にないもんね。
今度ゆっくり見てみよう。
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