『ラテン車への道のり Again!』
2002年6/7月分
2002年6月1日 / 代車で厚木分駐所出頭。
先月の事故での調書作成で厚木分駐所出頭。
被害者調書ということで、まぁ、いろいろ。私としては、一日も早い円満解決を望みたい。
なんと奇遇なことに・・・
ロッソコルサさんより不在時に電話あり、折り返し電話。なんでも、75TSが出そうだとのこと。以前、ロッソコルサさんで扱った75TSが、そのオーナーさんがお子さんがお産まれになるかなったかで、乳児乗車に耐える車に買い換える話があり、都合、今乗られている75TSが出るかもしれない・・・けど、わからないよってことで、打診有り。
いや、これはまさに、縁は奇なりってヤツでしょうか。
私も娘が産まれた時には、安全第一でプリメーラに買い換えたので、その現オーナーさんのお気持ちはよくわかる。
でも、まぁ、実際に実車を見てみないとわからんし、色とか装備とかなにも聞いてないので、まぁ、これからってことですね。しかし今、良好なコンディションを維持している75TSは非常に少ないことを考えると、悪い話ではないよね。
一方で実は私は、最近FFのアルファに興味があったりして(つうか、この興味というのは純粋に知らないがゆえの興味ってことであって、どんなもんか乗ってみたいなぁって感じ)、155か164を試乗してみたいというメールを昨晩打っていた。
今日、電話でロッソコルサの店長吉富さんと話したが、「青木さ〜ん、FFはどうしたってFFですよ」というわけで、私も『アルファとは言っても、やっぱFFはFFだよなぁ、やっぱ』という感じになったものの、次回ロッソコルサさんでFFのアルファを試乗させてもらうことになった。
ま、なんつうか、一体感なわけ。私がロッソコルサさんで75TSを試乗した際に『まさにこれだ』と感じたのは、理屈でなくなんというか、私の感性に完全にfitした点が最大なポイント。なんというか、一体感というか、なんというか。
私が初めて免許を取った時に買った車は、「ラテン車への道のり-前書き」で触れた通りのギャランΣ1600ccのFR車。これは非力だったんだけど、そういう意味での一体感はあったよなぁ。
確かにコースでラップ計測すればライトウェイトチューンされたFF車のほうが速いと思う。しかし、私は別に最速ラップを目指すわけでなく、日常のドライブ、そして、休日の山岳でのちょっとしたドライブなどで、いかに気持ちよく走れるか、思った通りに車が挙動できるかが重要なのであり、75TSはまさに私のリクエストを完全にかなえてくれる車であったのです。
ま、ここで幾ら書いても伝えられないと思います。75TSのハンドルを握っているとなんつうか、こう、『あ〜〜〜、一生ドライビングしていたい』という感じなんです。
しかし私は、なんといってもアルファオーナー歴は、75TSがはじめの一台なので、もしや、FFと言ってもアルファロメオはアルファロメオなのかな? 75TSに限ったことではないのかな? という疑問は当然あります。
でも、ロッソ吉富さん曰く、やっぱFFはFFってこと。しかし、私は自分で乗らないと納得しないし、店長吉富さんも、「ぜひご自分で体験してください」とのことなので、次回体験ツアーすることに。
2002年6月8日 / ロッソコルサで75TS二号車ご対面。
なんと、上で書いた通りに出そうな75TSが、出たとのことで、『まずは青木さんに』というありがたき申し出をいただき、本日夕刻試乗に。
私担当の三澤さんは接客中とのことでしたが、しばらくすると接客の合間を見て、『青木さ〜ん、取りあえずそのへん走ってきます?』ってことなので、なんと、異例の単独試乗会と相成った ^^)。通常あり得ないよね、こんなの。
そのへんのちょっと裏手の車のこなさそうな中速コーナー(2速で3500〜5500rpmぐらい)を何回も通ったりした後、エンジンのレッドゾーン近辺での挙動を知りたいために調布ICから高速にのって府中まで行ってみたりして、1時間ぐらい試乗して帰還。
走行上、いくつかの気が付いた点があるものの、基本的には非常にコンディションもよく、機関も調子よさそうな感じなので、本日即契約 ^^)。なはははは、次期愛車75TSを確保しましたぁ!
走行中に気が付いた点。
- 車の挙動が、かなりちょ〜微妙な範囲なんだけども、右に行きたがる感じがする。ついこないだタイヤを新品にしたばっかとのことなので、ひょっとするとそのせいかもって感じの程度。確認整備してもらえるとのこと。
-
クラッチがなんか特殊強化プレート入りかなんか特殊なものなのか?? って感じでとにかくしぶいなぁと思ったら、試乗降りたら即『クラッチは変えますので』ってことでした ^^)
他にもいくつか、インパネのべたべたとかドアロックがヘンとかあったけど、それはもちろん対処して貰える(し、走行にはまぁ支障ないし)とのことで、おおかた問題無し。
あと、エンジンの吹け方自体はリニアでとってもいい感じなんだけど、5000rpmぐらいでなんかひっかかりを感じるのと、5000rpmから上のイキ方が1号機に比べて弱い気がしました。これはきっとたぶん、マフラーが純正なせいかな?(1号機はANSA二本出し)。取りあえず吸排気系オール純正の75TSを乗るというのもいい機会なので、これはこれでいいことだと解釈。そのうち自分で変えてもいいしね。
ただ、路面追従性は1号機に比べてかなり強い。相当安心して乗っていられるし、コーナーでの加重制御もかなり踏ん張る。同じ車でこんなに違うか? と思い、試乗降りて確認したら、ショックがビルシュタインだった。
あ〜〜〜〜、早くこいこい75TS二号車って感じです。
ちょっと見た目には、1号機とまるで違いがありません。サンルーフが無いぐらいですね。しかし、テールは結構違います。
左が1号機で、右が今回の2号機。果たしてオーナーが変えたのか?!、ロゴが筆記体のかっちょいいのになってて、あのヤバイ四つ葉のクローバーが・・・!!しかしこれじゃ、75TSだってことがわからないぞ! つうか、アルファロメオ見て、それが75TSかどうかを判別する人たちは外観でわかるだろうから、これでいいのか? そうだ、いいのだ! ^^)
また、形式が微妙に違くって、1号機がE-162B40だったのに対して今回の2号機はE-162だけ。なにか違うのかな。確かに、インパネのハザードとかフォグのスイッチ配置も違うし、エンジンルーム内のリレーの位置とかイグニッションコイルの形状も違かった。
う〜む、うむうむ、感謝感激の私でした。今回の2号機75TSについては実は出物物語があって、ロッソコルサの店長ロッソ吉富さんはじめ、三澤さん、芳田さんみなさんが、私がもう死ぬほど75TSを気に入っていることを知っていたからこそ、実は半無理矢理、今回の2号機75TSオーナーさんが車を変えるタイミングを見計らってかなり強く奪取してくれた ^^) とのこと。感謝感激です。ありがとうございます。とっても綺麗な車で、確かに外装は年式相応しかもアルファロメオなので日焼けとかしてますけど、それは何年かしてオールペンしてもいいですしね。
こんなにタイムリーに程度のよいしかも『仕事にもまるで使って問題なさそうな』75TSが入手できるとわ。
しかし、ここはやはりロッソコルサさん。納車整備で約一ヶ月は見てくださいとのことで、取りあえずは首を長くして待つしか。
2002年6月29日 / 納車整備開始かな?!
午後にロッソコルサ三澤さんから電話あり。
『青木さ〜ん、75二号機なんですけど、マフラー交換が必要な状態でして、ノーマル品であれば納車整備内でやるんですけど、どうせ換えるんで、もしか社外品を付けたいようなご希望があればと思ってお電話しましたぁ』
つうことで。いや、実は、上でも書いたけど、75二号機はマフラーがどノーマルだったの。ノーマルで悪いってことは決してないんだけど、でも、75一号機が、ANSAの二本出しだったことを思うと、ちょっと寂しかったのも事実。つうわけで、二号機試乗の時に、ノーマルマフラーであの錆かただと、多分1年ぐらいで交換かな? って思っていたので、いずれにしても換えるつもりではいたんだけども、なんとも言いようも無いナイスなタイミングでのご提案ってことで、電話で少々の相談の上、スーパースプリントの一本出しだけどデカいやつに換装することにした。費用は、ノーマル品との差額のみってことで、なんと1.5万円のアップのみ。素晴らしい対応じゃぁあ〜りませんか。
他にも、リアのディスクローターの交換をするそうで、これもどうするか(ノーマルか社外か)聞かれましたが、リアは社外にしてもそれほどの画期的な効果は無しってこで、ノーマルでお願いしました(当然追加費用ゼロ)。フロントはデフォルトで社外ローターだそうで ^^)。さらに、クラッチの交換とか、他各部の細かい部分の点検交換などが今後なされる予定です。
納車時のロッソコルサ仕上げ素晴らしいっす。
一般的なお店で買ったら、基本的には試乗車現状で買うわけで、その後、『あっ、マフラー穴開いた』とか、『あっ、リアのディスクローターもうないじゃん』『クラッチもなぁ〜』とかなって、納車後場合によってはすぐに費用がかかっちゃうわけです。
ロッソコルサさんの場合、事前にちゃんと見てくれて、しかも、納車整備でそれやってくれちゃうわけですから、ロッソコルサさんのお世話になれば、買って安心、すぐに日本全国縦断の旅に出ることのできるラテン車が納車されるわけです。
納車予定は未だにfix.しませんが、新しい車検証はfax.いただきました。早ければ7月2週目週末ぐらいに納車かなぁ。う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、早く来て欲しいけど、整備も必要だから、ここはじっとイタリアワイン飲みながら待つしか。
今、ロッソコルサさんで用意いただいている代車は、トヨタチェイサーの1988年型AT車。デジタルメーターのあれです。でも、FRなんで運転感覚はそこそこなものの、75TSに慣れきっていた私は、お借りした(事故発生)当日にいきなりコーナーで曲がり切れなくなりそうになって焦ったり ^^) 楽しい思いをさせていただきました。最近こそかなり慣れましたし、代車としてはあまりにグレードが良すぎて満足な代車なのですが、しかしやっぱあのクルマと一体化できる75TSの納車がひたすらに待ち遠しい今日このごろですな。
2002年7月1日 / 下廻り写真メールで届く
ほんとは7月なので頁を変えるべきとこだけども、まぁ、納車整備中ってことで6月の頁に追記。ぁあ、怠惰な私の性格の一部がこんなとこに露見?!・・・いやいや、おおらかなラテンの心と解釈して欲しいな。
夕方にロッソコルサ芳田さんから電話あり。
6月29日の連絡に引き続き、重要な部品の交換についての連絡&相談でした。電話で少々話して全てOK。しっかし、当然今回の交換部品についてもアドインコストは無しであります。しつこいようですが、素晴らしく安心できる対応です。
下廻り写真メールで届く
実は6月29日の電話で、『私の75がリフトにあがったら下廻り見たいんで、ちょっと寄らしてください』っていう感じの話をしていたのですが、本日芳田さんから下廻り撮影デジカメ画像がメールで届きました。左はそのなかの一枚。エンジン廻りですね。
上の重要な部品の交換の相談の際に、全部で2MBぐらいあるけどいいか? との打診をいただき、全然OKなのでそのまま送ってもらいました。
なんとも心憎い気配りじゃぁあ〜りませんか。
私の意図としては、下廻りの錆ぐあいで、今後の整備計画&予算策定を行おうと思っていたので、今回の写真で目的は充分に達せられたって感じであります。
勝手な予想ですが、今リフトにあがってこれだけばらばらになっているってことは、よほどヤバイことが無い限りは、あと二週間ぐらいで整備完了するんではないかと。
すると、7月の13、14あたりが納車かも。その場合、かにこむは7/15から一週間休業して試運転の旅に出ますので、よろしくです。
全然関係ないですが、ロッソコルサさんは、オリンパスのC2000Zを使っているようです ^^) ごめんなさい。職業柄、生のJPEGがあるとついつい解析してしまって。
2002年7月19日 / 来週あたりいよいよ納車か?!
『青木さ〜ん、ななごーの弐号機納車は未だですか?』というメールを最近よくいただきます ^^) はい。まだです。現在のところ、ロッソコルサさんで最終整備段階突入って感じで、入念なロッソコルサ仕上げをされております。そんななか、昨日私が、かにこむ(私がやっている事業ですが・・・ご興味あるかたはこちらへ)外回り営業中にいつもの三澤さんから一本の電話(着信履歴)が私の携帯にあったので、折り返し電話してみると・・・
『青木さ〜ん、ななごーの整備もう終わるんですけど、店長吉富がね、あのバンパーの傷も板金修理していいって言うんで、ご連絡したんですよ。』
とのこと。もともとバンパーの傷は現車確認時にも確認しており、さして大きな傷でもなかったので傷に関しては現状で納車のつもりだったのですが、なんでも、リフトに上がっている仕上がり間近のななごーを見た店長吉富さんが、「これもなおしちゃえよ」的ノリで指示あったとのこと。ただ、今回の整備には結構手間がかかっていることは事実なんですが、かなり予定を遅れての今週納車予定だったので、営業担当三澤さんは一応私に確認の電話を入れてくれたわけです。
バンパー板金修復で、都合四日程度かかるとのことで、納車は来週後半になっちゃうとのことですが、こんなにありがたい嬉しいご提案は全く問題なくwelcomeですんで、その場で「お願いします」しました。
メカの芳田さんからのメールでも「壱号機と同等以上の整備をします」とあったのが7月1日のことですから、素晴らしいロッソコルサ仕上げにワクワクな日々をじっとガマンして過ごす今日このごろです。
ここまで手厚い対応を貰えるのも、正直言ってロッソコルサさんで買うのがこれで弐台目だってこともちょっとはあるのかもしれません。しかし、壱台目を買った時ですら私はその対応に十二分に満足し、だからこそ弐台目も迷うことなくお世話になることにしたわけです。そういう意味では、どなたが扉を開けて中に入っても、良い店であることに変わりはないと思います。
一番信頼できる点は、よいところも悪いところも、正直に言ってくれるところです。変な言い方ですが、店に来たお客さんに、少しでも無理に車を買って貰おう(買わそう)という姿勢が微塵もありません。
これはきっと、お店のかたたちが、み〜んなラテン車を心底好きなんですね。だから、ラテン車買う人にも、わかった上で買って貰いたいという心意気が確実にあります。
そうじゃないと、よく理解しないで買ったほうも、場合によっては文句ぶ〜たらになるだろうし、売ったお店もイヤだろうし、なんつっても、そんな場に置かれたラテン車が可哀想です。
せっかく熱く大らかなラテンの車に乗るのですから、みんな楽しく全員ハッピーで行きたいものです。
たとえ出先で壊れてもね。そんな些細なことで文句言ってはイケマセン。
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