アルファロメオ75TS日記 / 2002年3月分
2002年3月17日 / 冬はやっぱし・・・遠出はねぇ。
遠出が全く無く、なんの記録も無いのでたまには雑談なぞ。
【最近のトラブルメモ】
目立ったものないねぇ。ガス満時、数日停車後乗車すると室内がガソリン臭くなるぐらいかなぁ。たぶん、トランク周りの燃料ホースからじわじわ漏れているだけだと思うので、換気することで対処。次回点検で見てもらおう。
貴方は海派? 山派?
ドライブするときおのずと、海派と山派に分かれるような気がするのは私だけでしょうか。私は、学生時代は女性受けが良いというそれだけの理由で、本来は山派であるべきところを機会に応じてニワカ海派になったりしていたものですが、実際の私はどう考えても山派。アルファロメオ75TS以前は、車やバイクでオフロードかっとんでいたり、冬はスキーしたり天体観測で山登りしたりで、やっぱ山なんだよね。海は、あんまし泳ぎにも行かないほうだし、ちょっと足が遠いなぁ。
つうわけで、ドライブつうと山岳ワインディングしか行く気になれない今の私は、この時期、実に遠出しにくい季節です。しかし、春一番が吹いて桜も咲く季節。これから、ようやく遠出も安心の季節ですね。
気のせいか、街を走るアルファもずいぶん増えたような気がします。みなさん、冬眠からお目覚めですね。
なんだかんだで半年経過。
そう、75TSが納車されてからはや半年。いまではもうすっかり家族の一員です。当初恐れていた故障や維持費も、実際オーナーになってみればなんのことは無い。走行に支障を来す故障は皆無だし、燃費も前に乗っていたプリメーラTe-V(2000cc Hyper-CVT M6セダン)と同じか、良いくらいです。確かに気を遣う箇所は多いですよ。始動時にちゃんと燃料ポンプの音を聞くとか、ハンドルフルステア切らないようにとか、発進前暖気は必ず1分間するとか、走行中暖気もエンジンの回り具合みながら適宜やるとか、エンジンオイルの点検はもちろん、パワステ、ブレーキ、クラッチオイルの点検も、ことあるごとに(サミットの駐車場とかでも)実施するとか・・・・
でもね、運転がとても楽しいです。車に乗った瞬間、私、幸せって感じになれます。車はやっぱりアルファロメオ75TSだなって感じ。私が運転免許を取ってはじめて買った格安のギャランΣ。7年落ちの1978年型という古さだったせいか、キャブがオーバーフローしたり、デスビ接点が焼けて動かなくなったりとトラブル続きだったけど、それを金も無かったから自分で治して走っていたあの頃。車の不調を察知するために毎日の点検は欠かせなかった。慣れてくると、わずかなエンジン始動時の音の違いとか、アイドル時の具合の変化で、変調を察知できたものだった。
なんか、しばらく忘れていたそのころの車との一体感みたいな、そんなのを思い出してしまう。
つうわけで、ちょっと古いアルファは実用に耐えるか?
友人知人から、『その後どうよ? 動いてる?』とかいう失礼な ^^)質問をもらう時期になりました。結論から言うと、ちょっと古いアルファでも、全く問題なく実用に耐えますね。とはいえ私なぞまだまだ駆け出しラテン車オーナーなので、たったの1台での経験なのであまり再現性は期待できないとは思いますが、少なくとも私のとこの75TSについては、問題なく実用に耐えてます。事実、ガス満の記録を見てもらえばわかる通り、1〜3月は遠出は皆無で、毎週土日に、近所のサミットっていうスーパーに買い物に行ったりぐらいな感じで、せいぜい数十kmの走行をちびちびするぐらい。こんな使い方でも、多少駐機中のエンジンオイルの漏れが増えるぐらいでどってことないですね。
もちろん、車の当たりハズレというか、中古で買った場合は納車された車のコンディションが重要でしょう。私が買ったロッソコルサさんでは、納車整備でクラッチ交換、油圧系全整備、ドライブシャフトのカップリング3個全交換、エンジンマウント、ミッションマウント交換、サスのブッシュ交換などなど、かなりいろんなことをして貰った上での納車だったので相当コンディションは良くなっていると思います。もしも中古で買われることを検討される場合は、このへんもよく検討したほうがいいと思います。私がロッソコルサを選んだ理由は、実際に店長に電話してみて、お店に行ってみて、ここなら信頼できそうだと思ったからです。国産新車を買うわけじゃないので、やっぱ乗りっぱなしのカーライフは無理でしょうから、お店との相性も重要かと。
アルファロメオ同士の絆?!
いや〜今まではこんなこと無かったのですが、アルファロメオ75TSに乗るようになってから、信号待ちで対向にアルファが止まったりすると、『あ、あれ155だ。しぶいチューンだなぁ』とか、『あ、あれ75だけどミラノだよ』とか、妙に他のアルファが気になります ^^)。それは、相手のアルファオーナーも同じみたいで、信号待ちの向かい合った状態で、思わず目があってお互い会釈したりして。こんな経験は、ジムニーに乗っていた時に何度かあったぐらいで、なんだか嬉しいような恥ずかしいような。
最近では四歳の娘が(いつも助手席に乗っている)アルファを識別できるようになってしまい、『ぱぱ、あれアルファロメオだよ』とか言って相手に手を振るようになってしまいました。ま、いっか。ラテンのノリはいつも陽気に! ですからね。
半年経過での感想。
いやぁ思い切って、アルファロメオ75TSオーナーになってほんとうによかったと心の底から思っています。車をただの移動手段と割り切れない私は、車に、移動手段以外の別ななにかを求めてしまうのですが、75TSはしっかりと期待に応えてくれてます。
車の基本は走るということ。これ、当たり前ですが、アルファロメオ75TSに与えられた走るということに対する考え方、思想が、私の感性に見事fitしたって感じでしょうか。エアバックも無いしABSも無い。そんな危険な車・・・って言う人も居ます。しかし、第三京浜で高速走行中、突風で吹かれて飛んできた段ボールの空箱を緊急回避しても、何事もなかったかのごとく、なんの不安も感じることのない操舵安定性。急ブレーキ踏んでも、突如ロックしたりせず、踏んだ分だけ確実に効くブレーキ(故に国産車慣れしていると効きが悪いとはじめは思っちゃうのですが)。車体のサイズは極力小さく、しかし、そのパッケージングは最大限有効にの考え方(車体サイズはプリメーラと比べると随分小さいのに社内広さとトランク収納はプリメーラと同等)。1990年当初、エアバックやABSはまだまだ一般的で無かったころの車ですから、それは仕方ないとしても、車本来が持つ走るという基本、そして、走る上での安全性という点では、全く問題の無い性能だと思います。
今のところ峠でカウンターが当たるほど攻め込んだのはほんの数回しかありませんが(娘同乗の機会が多いので)、極限での動きもとっても素直です(極限が低いかもって話は確かにありますが ^^))。
例えばリアの流れ方にしてみても、流れるぞってのが、よくわかる。また、ここは流そう というコントロールもやりやすい。流れたあとでもちゃんと、滑るようなコントロールが可能です。FFでCVTのプリメーラと比較するのは無理がありすぎですが、以前乗っていたプリメーラだと、流れるぞっていう感じでは無く、流れちゃう・・・って感じで、流れるとかなり怖いものがありました。もっとも、流れるまでの踏ん張りではもしかしたらプリメーラのほうが頑張っているのかもしれませんが。
コーナーリングにしても、なんというか不思議な感じで、自分自身が曲がっていくような感じで実に素直に曲がってくれます。リアが流れている時の安心感も、この素直さからくるところが大きいと思います。峠に行くと、コーナーがほんとに気持ちいい。なじみの峠だったりすると、気分はもうラリードライバーです。市街地での普通の交差点左折でも、実にこう素直に曲がれて気持ちいい。この感じは、トランスアクスルレイアウトのなせる技なのか、アルファロメオの精神なのか、はじめてオーナーになった私にはわかりませんが、いずれにしても75TSで走る道は、峠であろうと市街地であろうと、遠出であろうと買い物であろうと、どこでも楽しいって感じです。
2002年3月23日 / 近所の呑川にお花見。
【最近のトラブルメモ】
排気系から排気漏れ? アクセルオンで3000rpmぐらい以上の帯域で、「ばばばば」と、車体下部から今までしなかった下品な音が。
こないだ環八の瀬田交差点手前にある百円ショップの駐車場に入るとき、なんか下回り擦った(軽く当たった)ような気がしたんだよね。「がりごごごご」って感じで。その後見てみたら、マフラーの取り回しぐらいしか当たりそうなところがなかったんで、そのときの影響でどっか緩んだのかもしれない気がする。
まぁ、わざわざ記録するまでもないのですが、季節が季節ってわけで ^^)、通常土曜日の買い物ついでに、近所の呑川でお花見してきました。
いいっす。
2002年3月31日 / 役員退任独立記念ドライブ?!
【最近のトラブルメモ】
4速3000rpmぐらいでアクセルオンすると、エンジンルーム右側から、「くぉー」って感じで、モーターのシャフトがなにかに当たって生じる摩擦音みたいな感じの音がする。パーシャル〜アクセルオフでは発生せず、アクセルオン時のみ発生。よく聞けば3速でも発生しているようだけど、4速5速で特に目立つ。なんだろ。
アルファロメオとはまるで関係ないのだけども、
約5年間務めたデジプリ(株)の役員を退任することとなり、
久々にほんとうに久々に、朝から晩まで休日になれたので(あと娘が私の実家にお泊まり中で家内と二人きりのこともあり)、結婚記念日のお昼のお食事をサンマルク駒沢公園店で済ませたあと、東名高速をなんの考えもなく気ままにドライブしてきました。
ルートは、東名用賀→東名裾野→富士山周辺→246→秦野から小田原厚木の側道→東名厚木→東名用賀→自宅。
4速7000rpm
いや〜、いままでずっと冬だったし、山派の私は凍結と融雪剤を嫌って遠出しなかったけど、今日は久しぶりの東名高速。
午後1時すぎってこともあって下り線はがらがら。東名用賀から東京ICを通り、前後(あ、前だけか)の安全を確認し、いざ、80Km/hの3速から全開をかまして久しぶりに75TSに渇を入れる。
なんのストレスも無くリニアに7000rpmオーバーまで回り、そのままダブルクラッチ決めて4速でさらに全開。
ぅぅぅぅうううううう〜っ て感じっす。一気に4速で7000rpm。ちなみに、6200rpmからレッドゾーンなんだけど ^^)
4速3000rpmでだいたい90Km/hぐらいなので、どういうことになっているのかはご想像にお任せしますが、しかし、こんな状態で5速にシフトアップしても、車体の挙動はまるで安定まだまだ行けるぜ〜〜〜って感じでした。
マジな話・・・
75TSのポテンシャルってのは、すごいものがあると今日は思った。
上記での高速安定性もそうだけど、まずそのエンジン。6200rpmからレッドゾーンで、タコは7000rpmまで振ってあるけど、なんのストレスも感じず一気にレッドゾーンまで吹け上がるレスポンス。タコは7000rpmまでしか振ってないので、7000rpmでシフトアップするけど、感じ的にはまだ500rpmは余裕で行けそうな感じ。レッドに入っていながら、さらに踏み込みたい気持ちを抑えるのに大変な理性が必要でした。しかも、エンジンも、『まだまだ回せ〜〜〜』って、言っているような感じ。
素晴らしい。つうか、アルファ伝統の4気筒DOHC/TSエンジン恐るべし。
これがほんとうに11年落ちの車なのだろうかと思ってしまう。
富士山周辺で2速〜3速の中速ワインディングを結構楽しんで来たけど、相変わらず操舵性は実に素直で気持ちいい。ぁあ、一生このまま走っていたいって気持ちでした。
今度のゴールデンウィークは、家族で決死のドライブに行くかなぁ。
ラテンな車とラテンな日々へ。
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