アルファロメオ75TS日記
2001年09月09日・カーナビを付けよう!
運行記録
無し。今日は台風のせいでおかしな天候なので、ずっとおうちで作業。
ぜんぜん関係ないけど久しぶりに娘とプレステ2でGT3る。GTモードで1位にならないと娘がえらくがっかりするので、はげしいプレッシャー ^^)
カーナビ設置作戦・今までの歩みと仕切直し
はじめに取り付け場所の検討。
左が75TSのコックピット右のセンター周り。
結構いろんなものが要所に配置されていて、なかなかナビを付けられそうな場所が無い。
一番下に、標準の1DINスペースがあり、すでにカセットラジオが配備されている。まぁ、ラジオ自体は取り払ってしまってもいいのであるが、こんなところにナビを付けることは不可能だ。エアコンのコントロールが操作不能になるし、シフトレバーと思い切り干渉しそうだ。
ダッシュボードに両面テープで付けるタイプのマウントもあるが、これだとどう工夫しても、アルファ・コントロール・システムに被さって見えなくなってしまいそうだ。それに、前方視界はほんのわずかでも失いたく無いので、やはりダッシュボードは却下。
そうなると、このアルファ・コントロール・システムの直下(シガーソケットの上)にある灰皿のスペースか、エアコンの吹き出し口あたりしかなさそうだ。
これらをふまえ、近所のオートテックに偵察に行ったら、エアコン吹き出し口に取り付ける液晶テレビ用のマウントキットがあった。
使えるかどうかわからないが、いずれにしても市販のものはそのまま使えないだろうから工作しないといけないっぽい強い予感を感じ、また、付属のマウント部は流用可能であることもあり、マウントを買ったつもりで取りあえず購入。
失敗の記録・エアコン吹き出し作戦
左がそのエアコン吹き出し口マウントキットだ。吹き出し口のフィンに裏から出ている爪(ほんのちょっと見えている)のようなものでひっかけて、固定するようになっていた。あんな薄いフィンにこんなものつけてほんとうに大丈夫なのか、不安がよぎるがまずは実験してみることにした。
実際に現物合わせしてみると、75TSのエアコン吹き出し口はかなりワイドであるらしく、吹き出し口のほうが大きくて、マウントが固定されない(吹き出し口の上下動が制止できず、一緒に動いてしまう)。
まぁこんな問題であれば、上図のごとく、1mmぐらいのアルミで当て板(上図右の青いところ)を作って、カーブに沿わせて変形させて動きを封じることは簡単だ。このほうが、結果荷重もアルミの当て板に分散してフィンへの負荷も軽くなるだろうということで、一石二鳥だ。
早速そのへんにある適当なアルミ材をステンレスカッターで切り出して、当て板を作る。
切り口がめくれるので、鉄板の上で、軽くたたいてつぶして、平面出しをする。
平面出し後。なんとなくいい感じである。
早速実際に装着してみると、見事動きは制動されて、びくともしない・・が・・・んん?
げげっ、なんと、フィン全体が取れてしまった。なんとこのフィンユニット、一切なんにも固定されておらず、たんにはまっているだけ。なにかで引っかけてちょっと引っ張ると簡単にとれてしまう。まぁ考えてみれば、そんなに力かからないところだから、固定する必要ないといえば無い。
これじゃぁ、ナビ付けられないなぁ。
思い切り失敗! 仕方ない。ここはあきらめよう。
成功への道なるか?・灰皿改造作戦。
こうなればやはり灰皿しかない。
左図のような作戦で、灰皿を改造してナビのマウントを付ける。
ポイントは、灰皿の下のわずかな遊び分の空間にステー(そんなに重くないので、2mmでいけると思うんだけど・・・)を通し、マウントを付ける。この場合、ステーは灰皿を上に押し上げる力を受けることになる。これは、ステーの曲げ強度さえ確保できれば、あとは灰皿全体がナビの重さを支えることになる。もともとわずかな隙間にステーを通すので、ステー自体の固定はあまり重要で無く、滑り止め程度の位置固定ができればよいので、強度的にも信頼性的にも、なんとなく安心だ。
2mmのステーを買ってきて、マウントを付けてみた。充分な強度で付く。問題はこのステー自体の強度だけど、まぁ2mmあればいけそうだ。重さによる曲げモーメントを最小にするべく、なるべく可能な限り深く灰皿側にステーを入れるようにしよう。
灰皿の前面なるべくお皿のはじっこあたり(少しでもお皿の強度があるところがよいので)に切り欠きを作って、そこにステーを通してみる。お皿の底とツラを合わせないとだめ。
固定には、オートテックで売っていた超強力0.3mm厚の両面テープを使うことにした。両面テープ自体は、上でも書いた通り、はがす方向への重量が加わる部分では無く、あくまでもステーの滑り止めというか、位置決めなので、さほど強度は無くてもいいかな。
両面テープの厚さは案外重要で、薄すぎると貼りが悪いし(特にこういう完全平面を期待できない素材の場合)、厚すぎると厚みが増してうまく入らないかもしれない。
お皿の内側には、なんとなく心配なのと、フィン作戦で失敗したアルミの板があるので、内側に補強をかねて、アルミを適当な大きさにカットして両面テープで貼る。
すずメッキ線でなんとなく表のアルミと裏のステーをしばる。
これは、固定させることが目的でなく、万が一なんらかの理由で両面テープがはがれて、ステーが無制動状態になったときに、せめて抜け落ちないように固定する非常時のためのもの。
なので、あまりきつく締めない。すずメッキ線はこのような用途にはまるで不向きで、強く締めるとすぐに切れてしまうので、かるく引っかかっているぐらいの感じにしておく。それでも、上記非常時目的には充分だろう。
いい感じでできた。これならまぁ大丈夫だろう。
両面テープの強度はすぐには出ないので、少々の重しをのせて、一晩ぐらい養生させる。
あとはこれを75TSに実際に付けてみるのだが、今日はここまででおしまい。
結果は、また週末・・・・かな?
ラテンな車とラテンな日々へ。
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