RICOH DC-2E が見た西伊豆1泊2日の旅・・・

RICOH DC-2E が見た西伊豆1泊2日の旅・・・

1997年2月13日(木):晴れ

master@kani.com / 青木 康雄

朝8時に、愛車ジムニーに妻を乗せて自宅を出発。自由業特権での平日旅行であるため(いや、サラリーマン時代から有給で遊びに出かけるのは常習だったが)に通勤渋滞を避けて、裏道駆使で東名高速に向かう。

ルートはいつものごとく大雑把にしか決めていない。
沼津IC〜修善寺〜松崎町近辺〜海沿いドライブ〜土肥泊。

予定通り、9時に東名高速チェック。まずは東名高速下り線足柄SAを目指す。
沼津ICに11時着予定だ。
◆ 西伊豆とは直接関係ないけれど、ここは、東名高速下り線足柄SA。関東近郊の高速道路SAで、私のもっともお気に入りの場所。レストランあり、温泉あり、散策路あり、売店ありで、まさに新世代SAである。そのうちインターネット端末でも設置されるのではないだろうか・・・
通過の際は、ぜひ立ち寄ることをお勧めする。


◆ 東名高速下り線足柄SAは、大きく分けてEASTとWESTの2つの棟に分かれる。ここは、EASTにあるファミリーレストラン。


◆ こっちがWEST。まぁ、とにかく大規模。ゆっくりしていたら、ここだけで1時間ぐらいゆうにかかってしまう。


◆ EASTにあるファミリーレストランは無難なセレクションだが、私はあえて、WESTにある『食堂』をお勧めしたい。こんな感じの雰囲気で、季節に合わせた心配りも嬉しい。


◆ メニューはこんなんかな。案外豊富。お勧めは『富士山ラーメン』700円。


◆ これが富士山ラーメンだぁ。現在時間は約10時。朝飯であるが、見た目とは裏腹に極めてさっぱりした感じの実にうまいラーメンである。これを食べるだけの目的で東名高速に入ってもいいぐらいだ。スープまで全部コンプリート。


◆ 東名高速下り線足柄SAに設置されている高速道路SA初のゲーセン『金太郎ランド』に、なななななんと、プリクラが新規設置されていた。恐ろるべし・・・・・
『まいりましたぁ』。


◆ ゲーセン『金太郎ランド』はこんな感じだ。プリクラのコーナーには女の子4〜5人が集まり、なにやら盛り上がっている。東名高速下り線足柄SAオリジナルの『金太郎の背景』は、残念ながらな無かった・・・・


◆ コンビニじゃぁないよ。足柄SAの売店であ〜る。大規模であ〜る。


◆ 足柄SAのすごいのは売店などだけでなく、散策路も充実している。ドライビングの疲れを癒しリフレッシュするどころか、ここでピクニックをしてもいいと思えるぐらいの充実ぶりである。これぞ新しいSAの姿。アミューズメントスポットとも言える。
但し、これを見て興味を持たれたかた、下り線SA限定であるので注意!!


◆ 突然だけど、一気に伊豆/修善寺である。午後1時頃かな。町並みは観光地化しているけども限りなく落ちつきの妥協点に近く、かなりいい感じである。しかし、人工的である感は免れないなぁ・・・一度はゆっくり来てみたい。


◆ 野外露天温泉である。無料で入浴可能。水着不可。


◆ ゆっくりと歩む散歩道。


◆ すぐに、立派な竹林につく。


◆ 修善寺にある修禅寺。修禅寺とは、修善寺??? 歴史的背景を知らない私。


◆ 平日ということも相まってか、実に静か。いい雰囲気。日本酒冷やが欲しくなる・・・


◆ が、そんなことは許されない。修禅寺を後にし、頼家のお墓に向かう。


◆ 頼家のお墓へのアプローチは、昔ながらの温泉旅館や射的場などのある細い道を歩いてすぐだ。


◆ 荘厳な佇まいをみせる。賽銭箱だけが妙に新しいのが心地よい違和感。


◆ 季節は春。


◆ 一旦修善寺まで戻ってひとやすみ。先は未だ長い。


◆ 修善寺を後にし、一路、伊豆国道414名物ループ橋経由の山岳コースを通って松崎町を目指す。途中、早咲きで有名な河津桜が早速咲き乱れている。


◆ 伊豆国道414名物ループ橋である。道路を造っている時に山岳部との段差があるすぎるために、その段差を吸収するための目的で設計されたもの。何回見てもなかなか見事である。


◆ 一気に松崎町まで南下する。梅が綺麗だ。これは、松崎伊那下神社の入り口。


◆ あまりメジャーとは言えない松崎であるが、静かな佇まいが実に心を落ちつける。私としては非常に好きな場所であるが、しかし、あまり有名になってしまうのもなぁ・・・町としては、有名になって活性化したほうがいいに決まっているし、それだけの力は充分にあるところでもある。私としては複雑な心境。しかし、いつになっても必ず訪れたくなる町であることだけは確かだ。


◆ 松崎伊那下神社正面から。奥に見える立派な銀杏の木は、樹齢1000年とか。


◆ 松崎伊那下神社にまつわる説明のご案内である。


◆ 松崎町には、なまこ壁と呼ばれる昔からの建築手法がある。保温性などににすぐれるその構造も、今では新規に建造されることも少なくなってきているようだ。


◆ 松崎町なまこ壁通りを抜けてしばし散策。私は自分が住んでいない町を散策することが好きだ。いろいろな発見があるし、また、自分の再認識の機会に出会うこともある。が、散策される町の立場になって考えると、なんとも迷惑なことかもしれない。

すなわち、誰とも知らずのよそ者が、その辺をうろうろしているわけだ。そんな気持ちも自分自身に照らして見ればよく理解できるので、私は自分が住んでいない町を散策させていただく時は、極力町になじみ、迷惑をかけないようにしている。それでもやはりよそ者はよそ者である。きっとどこかで迷惑をかけているに違いない。しかし、幸運にも、私がお邪魔させていただいた町の人々はみな親切である。いろいろと声をかけられたり、食べ物を貰ったりと、素晴らしい経験をさせていただいたことばかりが思い出に残る。ありがとう。

◆ 松崎海岸である。今の時期泳いでいるひとは皆無であったが、シーズン中には賑わうことだろう。海を汚さないで楽しんでね・・・・お願い。


◆ 入り江を進むと、風穴がある。波が高い時は、すぐに水をかぶって大変なことになるので注意が必要だ。


◆ 幸い、今日は波も穏やかで安心して歩ける。


◆ ところどころの穴から見える景色も目にまぶしい。


◆ 風穴は、ほんの数十メートル。抜けるとそこは駿河湾を遥か見渡すことの出来る見晴らし。


◆ 『花とロマンの里、松崎町』

またいつか、お邪魔させていただきます・・・・・


◆ 宿は伊豆/土肥町にある、土肥グランドホテル明治館にとってある。松崎町から土肥町までは、途中堂ヶ島を経由して小一時間である。のんびり車を進める途中、堂ヶ島で小休止。もうすぐ日も落ちる。


◆


◆ 松崎町から土肥町の途中にある黄金崎に急遽立ち寄ることにした。ここから眺める日没は実に見事である。実は、妻とは結婚する前にやはり西伊豆に来たことがあったのだが、その時はあいにくの曇天で、夕日は眺めることができなかった。


◆ 黄金崎上の写真の高台からの日没。


◆ 突然だけど、宿に着いて温泉浴びたあとの夕食。すごく豪華である。一泊2人で、¥14900/人だけど、部屋は広くて綺麗でいいし、平日で大浴場私の貸し切りだったし、飯は豪華だしで、実に満足である。


◆ は〜ぁ、おいしいなぁ。いま見てもうまかったことを思い出す。ぁあ、身分不相応なたった1泊2日の生活だけど、たまにはいいねぇ・・・・


◆ 波音が聞こえる海の直近のホテルでの夕食は、実においしく終わるのでした・・・・


1997年2月14日の分へ・・・