1998年9月16日-1

1998年9月21日 作成

1998年9月16日-1


曇り小雨



朝7時におきるが猛烈に眠い。そりゃそうだ。昨日寝たの朝4時だ。しかも昨日は飛行機の中では一睡もしていないので、半分徹夜明けみたいな状態だったし。
しかし今日はフォトキナ初日なので、速攻で飛び起きる。やはり好きなことするときは強いね。

ホテルから会場までは、電車で通う。デュッセルドルフ中央駅から、ケルンドイツまで、REという快速電車で20分ぐらい。徒歩を合わせて合計40分ぐらいの所要だ。



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まず感動したのは電車のなかにあるゴミ箱だ。こんなしっかりした作りになっている。材質はジュラルミンか鋳物みたいな系統のもの。

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接合部だって、こんなにしっかりとしている。しかも、蓋の部分に「遊び」がない。蓋を半空きにして、前後左右に動かすとふつうは「遊び」分ガタガタするものだが、全く遊びがなく、しかし動きはきわめてなめらか。かちっとちゃんと蓋がしまる。

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これは下部のひんじ部。ここは普通(というか日本)であれば、かしめ棒程度で済ませてしまうところだが、ちゃんとしっかりした強度を持ったメンテ可能なネジで作られている。しかもその材質の輝きは美しい。


独の電車はイタリアあたりに同じく、改札口がない。勝手に乗って、車内できっぷを買うか、あるいは駅にある自動販売機で買うことになる。ところが自動販売機が実に奇怪で、結局解明できなかったのだけれど駅名が料金表に書いて無くて、A, B, Cとかいう種類になっている。きっと、どこかに駅名とこのA, B, Cの対応表があるのだと思うが、探そうとうろうろしていると、駅の発券おじさんがやってきて、『どこまでいくんだい?』と聞いてくる。結局券売機で買うことは一度もなかった。

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フォトキナ会場である。でかい。建屋が歴史を感じさせる。


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まずはノーリツ鋼機さんのブースに行って、ご挨拶。梅本さんである。ネットワーク・デジタルイメージング関係のセクションで指揮を取られているえらいかた。昨晩ほとんど寝ていないそう。異国の地での展示会出展お疲れさまです。

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ノーリツ鋼機さんのデジカメ受付端末「でじQ」。とても好評です。

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ノーリツ鋼機さんのブースに、フォトネットジャパンのスタッフさんも。飯田社長と一緒に写真を撮る。

ちょろっと飯田社長と話した内容だけど、プリントインフラの整備とみんながうまく参画できるような仕組みが必要であると。私もまったくその通りだと思うし、私が取締役として参画しているデジプリでも、デジタルプリントサービスのインフラ整備と、みんながどこでも簡単に、意識しないでデジカメを使えるような環境を作りを中心に事業展開している。お互い頑張りましょう。

あとでも触れるが、もしかしたらデジカメのプリントサービスの立ち上がりは、日本よりもドイツのほうが早いかもしれないなと思った。

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お昼ごはん。またもお魚料理(ちょっと魚系に凝っている)とパン、赤ワイン。これで37DMだったかな。セルフの店なんだけど、37DMは高いぜ。日本と同じで展示会値段だね。あ、そうそう、展示会場内で食べました。


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なんと、初日からいきなりやまくみ先生とご対面! このあとアサカメ編集部の安藤さんもやってきて、にわかオフ状態。やまくみさんが首から下げているカメラは、奇怪な仕様のもの。

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こんなカメラだ。まだ売っていないソニーのデジカメに、富士のファインダーが繋がっている。へびーだ。

photo-12 実は私は、中学生のころ、報道カメラマンになりたかったときがある(新聞記者にもなりたかった)。歴史の一瞬を確実に記録するための写真というのにとても魅力を感じていたころだ。報道カメラマンの厳しさなど知りもしないでそう思っていたのだが、今回のフォトキナで、私は生まれてはじめてプレス登録した。なんだかちょっぴり感動した。


photo-13 ここがプレス登録するところ。
やまくみさんに教えていただいたのだが、プレス登録すると、ケルン市内の公共交通料金は全部無料。プレスルームで飲み物のみ放題。プレス用の資料もあるとのことで嬉しいことがいっぱいだ。しかし私は、あまし恩恵に預からなかったなぁ。


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