RICOH DC-2E が見た江ノ島
RICOH DC-2E が見た江ノ島
1997年2月2日(日)
master@kani.com / 青木 康雄
いわゆる江ノ島正面側から、山を登って江ノ島の反対側、岩屋側に出るためのコースの起点である青銅の鳥居。オリジナルは1747年に建てられるが、現存のものは、その後再建されたものである。ここからのんびり散策がてら、途中エスカーという有料エスカレーターを経由すれば約30分程度で頂上までゆっくり到着できる。おみやげ屋さんや、海の幸豊富な食事処もあちらこちらにあり、呼び込みの声もにぎやかでいい感じ。
さざえ、はまぐり、魚などなど・・・・とにかく豊富。いろいろなものを売っている。値段は・・・・・・・??? 私は大学のころはよく江ノ島に遊びに来ていたが、以前に比べると随分高くなったかな? ちなみに、大学のころとは12年ぐらい前である。
『高くなってるに決まってるわよ』
とは妻の弁。
明治時代の郵便ポストであるそうだ。岩屋へ抜けるためのメインルート沿いにあるのですぐにわかる。
町並みや道路など、なんだか随分綺麗になってしまっている。
きっと綺麗に改装されたのだろう。私の過去の記憶だと、町も道も、もっと古い、落ちついたたたずまいであり、なんだか少し寂しさを覚えた。
やや遠目に写っている赤い鳥居が、江ノ島神社登山コースの始まり。ちなみに登山コースの始まりには、エスカー起点もあるので階段がハードなかたはエスカーでどうぞ。
鳥居の奥に見える黒褐色の屋根が江島神社。江島神社というのは島内にある3つの宮=辺津宮、中津宮、奥津宮の総称であり、それぞれの宮には海の守護神の女神が祀られている。
振り返れば来た道も細く遠く見え、なにかしみじみとした気分になってしまう。
江ノ島弁財天のにぎやかさ。エスカー出口にあるため、目にまぶしく赤が映える。
わき水でお金を洗うとお金が増える・・・かな?
遠くを眺めてひとやすみ・・・
来る途中、青銅の鳥居からまもなくの間はずいぶん近代的にこ綺麗になってしまったが、エスカーの中は部分的にタイムスリップ可能だ。なんとも懐かしいお菓子の広告達・・・
江ノ島の頂上部付近の広場。植物園のすぐ隣。なんと、プリクラが導入されている。
が、このような、フィールドゲームもいまだ健在。
立入禁止のむこうは、ミニミニパターゴルフ場だ。こういうテーマパークは大切にしたい。
海を見る妻。
こんな感じの展望。ちょっとデジカメには厳しいなぁ・・・・
プリクラのあるすぐ前でも、射的、輪投げは健在だ。
そしてさらに、岩屋方面へとすすむ。ただし、これ以後エスカーのようなものはない。自力で行進である。
『二つ山』のマークは江ノ島内至る所で目にする。おしゃれな常夜灯である。
誰もいない道。ちなみにこっちへ行ってしまうと本道をはずれるので、少し寄り道して元に戻る。
いよいよ岩屋。太平洋の見晴らしが広がる。
岩屋の洞窟。波、地下水などによる自然の浸食でできた洞窟のなかは、神秘的でかつ幻想的な演出がされている。
大人500円/人である。
暗闇に強い DC-2E なので、こんなに明るく写っているが、実際にはもっともっと暗い。手ぶれを起こした駒で、拡大画像だとその様子がよくわか
る。言い訳するつもりはないが、恐らく 1/8 での撮影。3枚撮影するが、どれも似たようなであった・・・
奥は案外長く深い。
ちょっとキてます。
・・・・・・・・
実は午前中に江ノ島入りして、そのまま散策を続行していたので腹が減った。岩屋洞窟で空腹が頂点に達し、撮影するのも忘れて先の江ノ島頂上付近まで長い階段を戻る。
島ラーメン(¥800X2人分)と、あじのたたき(¥1000)を食べる。シンプルな味でうまい。しかし、私が大学時代に喰った頃の島ラーメンは、確か450円ぐらいで、もっと中身が見えないぐらいにわかめだのなんだのがのっかっていて、思いきり磯の香りがしたような気が・・・・
よくも悪くも観光地化してますねぇ。
一気に江ノ島コースの起点である青銅の鳥居まで下る。
江ノ島は猫が多い。魚が豊富なので、各地からやってくるのだろうか。この猫は、寝ているのか起きているのかよくわからなかった。頭を『つんつん』しても反応なし。
この猫は不思議なことに、DC-2E を構えると、とたんにきちんとお座りしている。が、不思議と絶対に目を合わさないんだよなぁ・・・猫って。
足が揃っているのがかわいい。なにか貰えると思ったのだろか。
つりをする人々。
小さな白い灯台。なんとなくしみじみとする。
日も西に傾き、我らも家路につく。
パラグライダーの背中に扇風機をつけた人がきもちよく国道134海岸線を飛行していた。
あのぐらい気軽に、宇宙に行ける時代が、私が生きている間にやってきて欲しいなぁ・・・・と、愛車ジムニーを運転しながら思った。
おしまい。
『戻る』ボタンで戻ってね。怠慢でごめん。