CoolPix700 vs FinePix1500画像比較・夜編
1999.07.18
1999.07.17
master@kani.com / 青木 康雄
コメントできた。
-1999.07.18
夜編は、全て三脚撮影を行ったが、やはり多少の構図の相違は勘弁ね。
特筆無き限り、撮影モードはフラッシュ強制オフでのカメラまかせAUTOモード。
但し、FinePix1500のシャープネスの設定は、もっとも弱い状態にして撮影した。
撮影画像品質は、全て上から2番目のモードで撮影。だいたいどのカメラも、1/10jpeg圧縮程度の圧縮率になっている。
サムネイルは、オリジナル画像を縮小リサイズしたもので、ノーレタッチ。リンク先の画像は、オリジナル画像をリネームのみしたもので、中身はオリジナルのまんま。
撮影地:東京タワー、及び、浅草近辺
撮影日:1999年7月16日 22時〜25時ぐらい
天候 :雨は降ってなかった。シーイングは良好。
東京タワー
◆見どころ
シャドウ部の描写:このシーンは完全に露出アンダーになる明るさであるので、あとはカメラ側がどういう判断をして闇を写し撮るかにかかっている。CoolPix700は、こんな夜中なのにわずかに残存する雲のディテールまでも写しているが、これは露出アンダーな時に、カメラ側でかなりゲインアップ(増感)するようなセッティングであることを示唆している。
また、オリジナル画像をローカルに保存し、レタッチソフトでシャドウ部のトーンを上げてみると、ノイズの具合を見ることができる。が、このクラスのデジカメであれば、程度の差こそあれ実用上問題になるようなノイズは確認できない。
点光源のシャープさ:街灯などの点光源がどれだけ点に写っているかで、レンズの開放性能を察することができる。無理しない画像をデジタイズするFinePix700は思いの外シャープであり、FinePix1500以上の描写である。対するFinePix1500は、シャドウ描写については、FinePix700よりもやや足が長く、暗闇に強めと言えるだろう。
東京タワーその2
◆見どころ
塔脚の手前から上方に向けての解像:どれも手前の部分はきっちり描写しているが、もっともシャープに解像しているのは、C-1400XLだ。あとはFinePix700、FinePix1500、CoolPix700の順。特に、東京タワーの最上部を見てもらうとよくわかる。まるでブラックホールに吸い込まれるがごとくの雰囲気さえ感じるものもある。
興味深いのは、FinePix1500の描写だ。手前の大柄な部分は実にシャープだけど、真ん中あたりのごちゃごちゃした部分は、突如として解像感が無くなる。FinePix700はここまでにはならずにきっちり描写していることも注目だ。
ホワイトバランス:タワーの色調を見てもらえれば一目瞭然。FinePix1500のシーン自動認識オートホワイトバランス機能は、ほんとに効果あるみたいだ。また、C-1400XLも、AutoとManualでほとんど差がないということは、Autoでもある程度はずした絵柄に遭遇すると、固定モードに切り替わるような仕組みがあるのだろうか。
CoolPix700は、Autoのままだとあんな感じなので、Manual補正すると、かなり雰囲気を出すことができた。
隅田川の夜景
◆見どころ
首都高速の街灯と水面のざわめき描写:ということで、比較してみると面白い。
東武浅草駅前
・・・・・ ということで。
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